ストレスを感じるのはどんな時か
疲労は、ストレスの引き金となることがわかっています。肉体疲労が溜まっていると、心にも余裕がなくなっていることが少なくありません。寝起きで疲労がまだ残っている状態は、ストレスの原因になります。過度の疲労は睡眠の質を妨げる可能性もあるので、こまめに解消しましょう。疲労を解消するには、適度に手を抜くことが大切です。100%の力を出し切ろうとせず、80%くらいを意識します。20%の余力があるだけで、精神的にグッと楽になるのです。
精神的な悩みもストレスに繋がりやすく、看護師の場合は人間関係のトラブルが大きな要因となります。モンスター患者と呼ばれる人からやつ当たりされたり、仲間と合わなかったりすることで、ストレスを感じる人は多いでしょう。ストレスに打ち勝つには、気にしすぎないことが重要です。物事を深く考えすぎてしまう人、すべて完璧にこなさないと納得しない人、他人に頼るのが苦手な人などは、自分を追い込んでしまう傾向があります。
ストレスが蓄積すると胃腸機能が低下し、消化不良や便秘を引き起こす場合も珍しくありません。ストレスが万病の元と言われるのは、決して嘘ではないのです。胃腸にトラブルが発生すると、食事からの栄養吸収率が低下します。すると肌トラブルの発生率を上げるなど、間接的にさまざまなデメリットが生じます。看護師が健康的に働くには、ストレスコントロールが欠かせません。嫌な出来事は早めに忘れ、気持ちをリセットさせる工夫が必要です。